皆さん、こんにちは。代表のENIWAです。
前回は、
家でできる、ご近所迷惑にならないボイストレーニング
についてご紹介いたしました。
前回のブログ
大きな声を出さないボイストレーニング
不要不急の外出自粛要請によって、カラオケに行けなかったり、家では大きな声で歌ったりできない方もいたりするのではないかと思います。
歌うことが大好きな方にとっては、とてもストレスが溜まってしまいますよね。
そこで、家でできるご近所迷惑にならないボイストレーニングとして
ロングブレストレーニング
長ーーーーーーく息を吐いて、1秒くらいで吸う、というパターンを繰り返すことで、肺活量アップにつながるトレーニングや
ハミングやリップトリルで歌う
ハミングは、口を閉じたまま「んんん〜♪」という歌い方。
リップトリルは、上下の唇をブルブル震わせること。その状態での歌い方。
どちらも大きな声にならず、また喉を傷めない身体の使い方を覚えれるトレーニング
こんなボイストレーニングがあることをお分かりいただけたかと思います。
今回は、テーマは同じですが、歌の上達ではなく、健康になるということを目的とした
大きな声を出さないボイスエクササイズ
についてご紹介していきたいと思います。
家でできる、ご近所迷惑にならないボイスエクササイズ
「歌う、ボイスエクササイズ」は大きく分けて2つエクササイズがあります。
1つは、歌いながらEスポットを鍛えるエクササイズ
もう1つは、歌いながら顔の筋肉を鍛えるエクササイズ
これらを、大きな声を出さずに行っていきます。
Eスポット歌唱法で鼻歌をする
前回のブログで軽く説明しましたが、
鼻歌は、ハミングに似ていますが、厳密に言うとハミングよりもう少し定義がゆるく、小さな声で口ずさみ、歌詞が混ざったり口が軽く開いて何となくで歌うイメージです。
ただ、それをEスポット歌唱法で歌っていきます。
Eスポットとは?
Exercise Spot(エクササイズスポット)の略で、
身体の内側にある筋肉=インナーマッスルの腹横筋の一部分を触って確かめられる場所です。
オリンピック日本水泳チームが、そこを鍛えることで体幹がしっかりし、ロンドンオリンピックではメダル11個というこれまでにない成果を挙げることができた原動力にもなった筋肉です。
Eスポットの探し方
人差し指、中指、薬指を3本揃えて立てて、腰骨の前の方に一番出っ張っているところ(正確に言うと、上前腸骨棘)に添えます。寝っ転がると探しやすくなると思います。
そこから斜め45度下へ3センチほどスライドさせましょう。目安はおへその斜め下あたりに指3本の指先がくるようにします。
親指を腰骨の後ろに添えると、指先3本と親指で腰骨を掴んでいるような形になります。そのまま指3本を腰骨の内側へ巻き込むように、奥を押していきます。
その奥にある筋肉の筋がEスポットです。
お腹周りのお肉が多いと、掴む形を作りにくいのでその場合は、親指を腰骨から離し、指3本を立てて前から垂直にお腹を押すやり方でも構いません。
分からない場合は、奥を押したまま軽く笑ったり咳をしたりしてみると、奥からグッグッと押し返す感覚があります。
そこがEスポットであり、また力が入った状態です。
Eスポット歌唱法の身体の使い方
Eスポットの場所がわかったら、先ほど笑ったり咳をした時に、グッと奥から押し返してきたあの感覚のままキープします。
指3本が奥から外側に向けて押し返されている状態を保ってください。
これだけでも結構キツいと思います。
この状態をなるべく強く保ちながら、何かお好きな曲何でも構いませんので、1曲鼻歌してみてください。
大きな声を出す必要はありません。
軽く口ずさむ程度ですが、Eスポットにしっかりと力が入っていれば、かなり疲れると思いますし、大きな声を出して歌う時と比べても、大差なく効果を得ることができます。
更に強度を上げる方法
Eスポットに力を入れられるようになったら、そこから更に、お尻の穴をキュッと小さく閉めてみてください。お尻のお肉ではなくなるべく穴だけを閉める感覚です。(骨盤低筋が鍛えられます)
こうすることで、Eスポットに力が更に入りやすくなります。
またお尻の穴を閉めること自体が、キレイなボディライン作りを手伝ってくれます。
身体の健康面への効果
Eスポットが鍛えられることによって、お腹周りの内側にコルセットのような筋肉が育っていきます。そうなることで、普段から姿勢がキレイになったり、姿勢改善によって腰痛の予防になったり、身体のバランス感覚がよくなり転倒防止、
また基礎代謝力が上がり、汗をかきやすい太りにくい身体作りができていきます。
またお尻の穴を閉め、骨盤低筋が鍛えられることで、下っ腹がポッコリ出たり、垂れてきてしまいにくくなります。
まとめ
今回は、家でできるご近所迷惑にならないボイスエクササイズのEスポット歌唱法について
Eスポットとは何か、場所や力の入れ方、健康的な効果
をご紹介してきました。
「たかが鼻歌、されど鼻歌」
ではないですが、
しっかりと身体の使い方を意識してあげれば、カラオケにいけなかったり、家にいて大きな声が出せなくても、
たくさんの健康的な効果を期待できるんだ、と思ってみてください。
次回はもう1つのボイスエクササイズ、
ご近所迷惑にならない、歌いながら顔の筋肉を鍛えるボイスエクササイズ
についてお話してみたいと思います。
最後までお付き合いいただきありがとうございます。