こんにちは。(株)MEETSの古矢です。
コロナウイルスの影響で、利用が一時制限されていたカラオケボックスですが、営業再開した店舗もあり、カラオケ好きの皆さんには嬉しい限りですね。


しかし3密を避けたり、飛沫による感染防止のため、マスク着用やうがい手洗いが欠かせない生活になりましたので、以前のように気軽な感じでのカラオケボックス利用も難しくなりました。

でも消毒関係はもちろん、マスクの着用やフェースシールドの着用など、気を付けるところにさえ気を付けていれば、大好きな歌を思いっきり歌って楽しむことが出来ます。
そしてどうせなら、楽しく歌いながら一緒にエクササイズまで出来てしまったら一石二鳥ですよね!
そこでおすすめしたいのが、

「歌う、ボイスエクササイズ」

です。
誰でもどこでも簡単に出来るエクササイズではありますが、色々なポイントに気を付けて真剣にやると、意外とキツイんです。でもキツイということは体に効いている証拠です。
そんな歌う、ボイスエクササイズのやり方やポイントをご紹介していきます。

☆「歌う、ボイスエクササイズ」のポイント

これまでも何度となくご紹介して参りましたが、歌う、ボイスエクササイズを行う上で押さえておきたいポイントは

「Eスポット」

と呼ばれる触って確かめられる体の内側にある筋肉の場所です。
おへその横並びにある体の前の腰骨が一番出っ張った所から身体の中央に向け斜め45度下に指をスライドさせた所にあります。
手で腰の両サイドを挟んだような感じになるかと思います。


わざと咳込んでみたり、大声で笑ったりした時に、硬くなる部分がインナーマッスル

「Eスポット」

です。
そのEスポットが固くなるのを意識しながら歌うことで体幹が鍛えられ、エクササイズ効果が期待できます。
さらに意識をしたいポイントが、

「お尻の穴を閉める」

ということです。

お尻の

「筋肉」

ではなくて

「穴」

を閉めることで更なる体幹トレーニングができます。
このEスポットとお尻の穴を閉めることに意識をおいて歌うことによって、ただ歌っている時とは全く違う体の使い方になり、人によってはじんわり汗をかくくらいの効果が表れます。
まずはこの2点に気を付けながら歌ってみてくださいね。

☆歌う時のお腹の使い方

これまでは、意識する体の部分や場所をご紹介してきましたが、実際に歌う時のお腹の使い方をご紹介して参ります。
呼吸には

「腹式呼吸」

「胸式呼吸」

があります。

「腹式呼吸」

とはお腹の筋肉を使って息を吸ったり吐いたりする呼吸で、

「胸式呼吸」

とは肺(胸)を膨らませる感じで行う呼吸です。
分かりやすいのは、マラソンなど激しい動きをした時に「はぁ、はぁ、、、」と早く浅い呼吸になるのが「胸式呼吸」で、寝ている時のお腹を使った呼吸が「腹式呼吸」です。

「胸式呼吸」は浅い呼吸、

「腹式呼吸」は深い呼吸

ということが分かります。
深い呼吸の方が、体に取り込む酸素量が多くなるので、歌を歌う時に必要な肺活量アップとなります。
まず歌い出す直前にお腹をパンパンに膨らまして息を吸います。
歌う時には声と共に息が出ますが、その際に決してお腹をへこまさないようにします。歌っている時もお腹は常にパンパンを意識して下さい。
そして息継ぎの時に一瞬だけお腹を緩めてすぐにまた息を吸いお腹を膨らまします。
この動作をしている時ももちろん

Eスポット

への意識は忘れないで下さいね。
こうしたお腹の使い方とEスポットへの意識を置くことで、お腹回りの筋肉をたくさん動かし、インナーマッスルも鍛えることが出来るのです。
簡単そうで意外と疲れるんですよ。それだけ上手にお腹回りの筋肉が使えているということですね。

 

☆歌う時の口の開け方

最後に歌う時の口の開け方のポイントをご紹介したいと思います。


言葉には「あ・い・う・え・お」の

『母音』

と、母音以外の

『子音』

があります。
子音と母音を組み合わせることで「か・き・く・け・こ」「さ・し・す・せ・そ」などを発することができます。
どの言葉にも重要になるのがやはり母音です。「あ・い・う・え・お」の口の開け方をマスターさえすれば、あとの言葉は子音がくっつくだけなので簡単です。

「あ」は、口を思いっきり開けた口の形になります。
「い」は、口角を横に広げ笑顔になる口の形になります。
「う」は、唇を少し尖らせて縦に指が2本入るくらいの口の形になります。
「え」は、「あ」の口の形から少し縦に広げた感じの形になります。
「お」は、「う」よりも更に唇を縦に尖らせて指が3本くらい入る口の形になります。
この母音の口の開け方をしっかり行うと、発声もしやすくなりますし、

表情筋のトレーニング

にもなります。
シワ予防や唾液の分泌が増えるなど顔にも良い効果が期待できます。
今はマスクを着用することが増え、マスク跡が残りやすい方もいらっしゃるかと思いますが、顔筋を鍛えることでマスク跡も残りにくくなるかも知れませんね。

 

☆まとめ

これまで何度かご紹介してきた

「歌う、ボイスエクササイズ」

ですが、Eスポットを意識する以外にも、お腹の使い方や口の開け方なども意識することで、
更なるプラスのエクササイズ要素があることが分かりました。
ただ歌うだけでもエクササイズになりますが、そこに少しの意識をプラスαすることで、一石二鳥にも三鳥にもなる効果が得られるとはとても嬉しいですよね。
自宅でもカラオケルームでもどこでも簡単に行えます。
是非皆様も、体の様々な場所に意識を置きながらの

「歌う、ボイスエクササイズ」

を試してみてくださいね。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。