皆さん、こんにちは。代表のENIWAです。

前回は、音楽の仕事、いろいろな職種紹介シリーズ第一弾として、

ミュージシャンとスタジオミュージシャンをテーマに、どんな仕事内容なのか、その仕事に就く方法、どれくらい稼げるか?現状と将来性

などについてご紹介いたしました。

前回のブログ

PART.2音楽の仕事についていろいろな職種を知り、求人に対して応募し、それぞれの音楽の仕事へ就く方法とは?

ミュージシャンについて

ミュージシャンとアーティストの違いや、ミュージシャンになるための活動、生計を立てるのに必要なファンの数

スタジオミュージシャンについて

どんな仕事でどのように仕事に就き稼いでいくのか、副業の重要性や、人と人とのつながり、人脈がとても重要であること

現状と将来性

CDが売れない時代、なぜ売れないのか。またコロナ問題によってライブができない現状、今後期待されるオンライン活動の可能性

などについてご理解いただけたかと思います。

今回は、引き続き音楽の仕事いろいろな職種シリーズとして、

DJ、作詩、作曲、編曲家、サウンドクリエイター

などのお仕事について詳しくご紹介していきたいと思います。

DJ

よくクラブやダンスパフォーマンス、ヒップホップ系ミュージシャンなどのバックで、教壇のようなスペースに立ち、ヘッドフォンを首にかけたり耳に当てたりしながら、いろいろな機械をいじっている人をみかけますよね。

またラジオDJなんて言葉も耳にいたします。

どんな仕事なのか見ていきましょう。

DJとは

Disc Jokey(ディスクジョッキー)の頭文字を取って略したもので、
既存の楽曲を、昔はレコードで、最近ではCDやパソコンを使って音を出したり、またその場その場の状況に応じて選曲、操作、指示するお仕事です。
TRFのDJ KOOさんやglobeのマーク・パンサーさんなどが非常に有名ですね。
基本的にクラブなどでお仕事をするDJが流す楽曲は歌入りのものが多いですが、お二人のようなアーティストのメンバーとしてDJを担当する場合は、ライブパフォーマンスの際にトラックと呼ばれる、いわゆるカラオケを流すような形となります。

ラジオDJとは

DJと聞くと、ラジオのトークをしているお仕事をイメージされる方も多いかも知れませんが、
あくまで、DJのお仕事をラジオ番組にて行うことが本来の仕事内容ですが、
それだけにとどまらず、トークもして番組全般の進行をしながら音楽を選んで流したりすることがほとんどです。
テレビ番組などの司会のお仕事と、DJの仕事を同時に行い、また非常に細かく秒単位で、番組の流れを作っていかなければならないので、トーク力や音楽知識、柔軟な対応力などいろいろな技術が求められるお仕事です。

DJになるには

前回のブログでもお話したミュージシャン同様、
こうすればDJになれる、といった資格であったり定まった方法があるわけではありません。

まずは、たくさんの楽曲に対する知識を深め機械の操作を学び、実力を付ける必要があります。

最近では、DJとしての技術を磨くためのレッスンを実施している音楽専門学校や音楽教室がたくさんありますので、そういったところで学ぶのも良いと思います。

クラブの専属として活動する人やフリーランスとしていろいろなところで活動する場合もありますが、
プロのミュージシャンが音楽事務所やレコード会社と契約することが多いケースに対して、
DJは、先程例に出したDJ KOOさんやマーク・パンサーさんのように特定のグループに属していない場合、フリーランスとして活動する人の方が多いように思われます。

DJはどれくらい稼げる?

収入に関しては、ミュージシャンとほぼ同様で、どれくらい知名度がありファンがいるかに比例していると思います。

時給計算や45分間の持ち時間で1パフォーマンスいくら、というような形で数千円から数万円報酬をもらう人もいれば、

世界一稼ぐDJと言われる、カルヴァン・ハリスという人は、去年の年収が約50億円とも言われています。

また人によっては、音楽の仕事で今一番稼げる職種と言う人もいるくらいなので、

とても夢のある話ですね!

作詩、作曲、編曲家

作詩、作曲家は文字通り、楽曲の歌詞を作ったり、メロディーなど楽曲の土台を作る人です。
編曲家はアレンジャーとも呼ばれ、作詩、作曲された土台をもとに、1曲の完成に向けて各パートの演奏などを固めていく仕事です。

作詩、作曲、編曲家になるには

実績や知名度があればレコード会社や芸能事務所、あるいはミュージシャンから直接など依頼がきますが、

無名であったり初めて仕事にしよう、という方はコンペに楽曲を提出する形が多いと思います。
コンペとはコンペティション(競争)の略で、
レコード会社や芸能事務所が、制作者に広くこういった楽曲というコンセプトを提示した募集をかけます。

例えば、
20代男性4人組ダンスボーカルグループのデビュー曲を募集
ジャンルは、ミドルテンポのヒップホップ系
女性への愛や感謝をテーマにした歌詞

参考楽曲
・○○(曲)/○○(ミュージシャン)
・○○/○○
・○○/○○

などのような募集が出ると、

それに対して応募として作品を提供し、選考の上採用が決まるというしくみです。

そのため、コンペに参加したい制作者は、作家事務所というものに登録をし、そういった募集がないかをチェックしながら、仕事を得るといった形です。

また最近では、自分の楽曲を自ら発信することが誰でも出来るようになりました。

YouTubeニコニコ動画、またはSNSなどでどんどん自分の曲を宣伝していきましょう。そこからデビューした人も現在はたくさんいます。

作詩、作曲、編曲家はどれくらい稼げる?

収入の種類としては2種類あります。一つは楽曲買い取り、もう一つは印税として。

買い取り

音楽事務所やレコード会社から一曲いくらで作ってくれ、という依頼に対して、納品を収入としますが、こういったやり取りは、楽曲をもらうミュージシャンがそこまで知名度がない場合が多いと思います。

相場としても数万円くらいです。

印税

これはCDが出来あがり、どれくらい売れたかによってパーセンテージで収入を得られます。
作詩、作曲、編曲を全て一人で行ったとして、だいたい8%前後ですが、

例えばAKB48クラスのミリオンセラーとなるCDに曲でも採用されれば8000万円前後の印税が入ることになりますので、

これもまた夢のある話しです!

サウンドクリエイター

サウンド=音、クリエイター=創造、創作者
ということで、平たく言えば音を作る人です。

サウンドクリエイターとは

作曲家と似ていますが、楽曲という分野にとどまらず効果音やBGMなどの制作もサウンドクリエイターのお仕事です。

ゲーム音楽制作やCM音楽などさまざま場面で必要な音をつくっていきます。

サウンドクリエイターになるには?

依頼に応じて、DTMを駆使して制作を行うことが多くなるため、パソコンや音楽に対する知識が必要になります。DTMとはDesk Top Music(デスクトップミュージック)の略で、パソコンを使用して音楽を作成編集する事です。

音楽専門学校や音楽教室などで、確かな技術を見につけ、

サウンドクリエイターを支援するインターネットサイトがいくつかありますので、そういった所に登録をしたり、
サウンドクリエイターを募集している会社に就職する形で、仕事にしていきましょう。

サウンドクリエイターはどれくらい稼げる?

フリーランスで活動するのか、会社に就職するのか、またどういった依頼者へサウンドを提供するのかにもよりますが、

アルバイトレベルで年収100万円くらいから、ある程度知名度のあるアイドルグループや歌手への提供で年収500万円くらい、

と割とサラリーマンくらいの現実的な額面が多いかと思います。

現状と将来性

音楽業界もかなり厳しい現状である以上、作詩作曲編曲家、サウンドクリエイターも大変ではありますが、

AKB48姉妹グループなどミリオンセラーCDへの採用で一獲千金もあり得ますし、

自粛期間によって、家で暇つぶしするためにゲーム会社が潤うことで、ゲーム音楽や楽曲の需要が急増したりなど、

何がどう転ぶかわからない職種だと思います。

ただ確実に、この仕事もパソコンを駆使しインターネットで宣伝をしていくオンラインでの活動は今後必須であり、無限の可能性と将来性を秘めていると言えるでしょう。

まとめ

今回は、

作詩・作曲・編曲家、サウンドクリエイターをテーマにどんな仕事内容なのか、その仕事に就く方法、どれくらい稼げるか?現状と将来性

などについてお話してきました。

次回は引き続き、また違う音楽の仕事として、

音楽プロデューサー、ディレクター、レコーディングエンジニア、ミキサー

などについてご紹介していきたいと思います。

最後までお付き合いいただきありがとうございます。