皆さんこんにちは。代表のENIWAです。

前回は、

レコード会社スタッフ、音楽事務所スタッフ、音楽雑誌制作スタッフ、音楽ライター

をテーマに、どんな仕事内容なのか、その仕事に就く方法、どれくらい稼げるか?現状と将来性

などについてお話してきました。

前回のブログ

PART.7音楽の仕事についていろいろな職種を知り、求人に対して応募し、それぞれの音楽の仕事へ就く方法とは?

レコード会社や音楽事務所

には様々な仕事があり、それに加えて普通の一般企業にもある事務的な職種もあること、任させる仕事内容によって大きく収入にも差が出ること

音楽雑誌社や音楽ライター

の仕事では、音楽ニュース、ミュージシャンへのインタビュー、写真、エッセイやコラム、CD評、コンサート評などに加えて、ミュージシャンのファンクラブの会報誌において、企画・制作を担当することもある

また、経験や仕事量によってたくさん稼げる人もいるが、多くは収入面において厳しい現状であること

現状と将来性

については、今後インターネットを駆使したオンラインでの仕事が増えて、そのためのいろいろな知識や情報が必要となり、

そのための準備を整えて置くことが、将来的に大切であること

などの内容がお分かりいただけたかと思います。

今回は引き続き、音楽の仕事いろいろな職種シリーズの最終回として、

音楽出版社、著作権管理団体、CDショップ、音楽配信ストア

などの職種についてご紹介していきたいと思います。

音楽出版社

出版とあるので、書籍を制作する会社のように思われがちですが、音楽出版社の仕事は、音楽著作権を管理することがメインとなります。
著作権の管理、開発、またレコード会社からの委託で原盤の制作を行なう場合もあります。

音楽出版社で仕事するには

普通の一般の会社への就職活動と同じと考えていいと思います。
音楽出版社 求人 などで検索し、募集をしている会社へ応募し採用試験を受ける形です。

そのために、学歴をしっかりつけ、一般常識や、その会社の業務内容をリサーチした上で臨むと良いでしょう。

音楽出版社での仕事はどれくらい稼げる?

会社の規模にもよりますが、新卒で年収250万円前後くらいで、仕事をしていく上で、重要な仕事を任されたり管理職となっていくことで、増えていく、という意味合いでは、一般企業と同じと考えてよいと思います。

著作権管理団体

画像のように、円の中にアルファベットのCが記載されているマークを見たことがある方もいらっしゃるかと思いますが、
これが著作権マークです

著作権管理団体に登録されている楽曲を使用する際には利用料(印税)が必要です。

著作物を使用する様々な個人や集団から、著作権者に対する著作権使用料を代行して徴収する団体です。作品に対する使用許可を与える権限を持っている場合もあります。

作者の死後50 年が経過しているクラシック音楽や民謡などを除いて、曲が演奏されたり、オンエアされたり、CD などの製品になるたびに、作曲家や作詞家が印税を得る権利が発生します。

こうした楽曲の著作権管理を作者本人に代わって行うのが著作権管理団体です。

JASRACはその一番有名な会社です。

著作権管理団体で仕事するには

音楽出版社と同様に、求人に応募し採用試験を受ける形です。

著作権管理団体での仕事はどれくらい稼げる?

求人情報を見ると、だいたい年収500〜800万円で募集が出ていますが、こちらもある程度会社の規模、任させる仕事内容、仕事量、経験値などで差が出てくると思われます。

CDショップ、音楽配信ストア

CDショップは、HMVやタワーレコードが有名ですね。
音楽配信ストアだと、iTunes StoreやApple Music
Amazon Musicなどが有名です。こちらは店鋪があるわけではなく、インターネット上での音楽販売のため、運営会社としてはIT企業にあたると思います。

CDショップ、音楽配信ストアで仕事するには

こちらも一般企業同様、求人に対して応募、採用試験という形です。

CDショップ、音楽配信ストアでの仕事はどれくらい稼げる?

CDショップは、正社員でもあまり収入はよくないようです。
店長クラスでも年収400万円前後かと思われます。

音楽配信ストアでは、会社の規模によって差がありますが、大手で年収800〜1200万円という求人もあれば、月給18〜23万円程度での募集、また正社員ではなく、アルバイトや契約社員の求人が多いイメージがあります。

現状と将来性

著作権管理や音楽配信ストアなどは、あまりコロナの影響を大きく受けることはないかも知れませんが、
CDショップに関しては、やはりインターネット上で曲のみを買えてしまったり、YouTubeなどで聞けてしまったりするため、現状は厳しいと言えるでしょう。

ただこれから先、大規模なコンサートやライブが出来ないミュージシャンなどが、楽曲制作へ力を入れていくことになると、当然著作権を管理する仕事量は増えていくと思います。

また楽曲販売も、どんどん配信という形が進んでいきますので、オンライン上での仕事がきっと増えていくことになります。

それに備えて、しっかりと

パソコンの知識、オンラインの仕組みなどなどの理解を深めていくことが、

将来的にこれらの仕事で稼げることに繋がっていくことになるでしょう。

まとめ

今回は、

音楽出版社、著作権管理団体、CDショップ、音楽配信ストア

をテーマに、どんな仕事内容なのか、その仕事に就く方法、どれくらい稼げるか?現状と将来性

などについてお話してきました。

今回で、

音楽の仕事いろいろな職種シリーズは最終回となります。

次回から、

ボイストレーナーやボイスエクササイズトレーナーの仕事について、働き方、どうやって仕事を得てたくさん稼いでいくか

などなどについてご紹介していきたいと思います。

最後までお付き合いいただきありがとうございます。