<第3章>「音楽」

こんにちは。(株)MEETSの古矢です。これまで【ダイエット・健康・音楽・歌の結びつき】に関して順番に2つご紹介してきました。
今回は3つ目の【音楽】ということをテーマに、前回のブログ文末でお話した「歌う、ボイスエクササイズ」というものも簡単にご紹介していきたいと思います。

☆「音楽」の起源

音楽とは、はるか昔から人類の生活の中に存在したものであり、様々な説はありますがその歴史を紐解いていくととても奥深く、現代の音楽文化に至るまでの過程は非常に興味深いものであります。
打製石器を使って狩猟漁労が始まった縄文時代では、動物型や土偶の中に明らかに音を出すことを意識して作られたもの(石笛、土笛、土鈴など)があったそうです。
ついで、稲と金属使用とともに農耕社会が形成された弥生時代には、稲の収穫期に行う儀式に簡単な歌謡や舞踊が始まったと言われています。
このように太古の時代から人類は音と共に生活をしてきたのです。時代が進むにつれ、人類の発展と同じように音も成長し、音楽、歌、などが生まれたんですね。

☆コミュニケーションとなる「音楽」から楽しむ「音楽」、そして運動に繋がるエクササイズとしての「音楽」

現代のように言葉というものがまだなかった言語が未発達な時代は、言葉ではなく口から発する音でコミュニケーションをとっていたようです。
きっと動物的な感覚ですね。「あー」という言葉一つにしても、今でいう「ド・レ・ミ」などの音階によって全く違ったものになりますし、音があるからこそ使い分けられるものなのです。
そこから音楽に変化していった過程には、高等生物である私たち人間の「感情」が大きく関わっています。
動物の中でも特に感情の働きの強い人間は、「感情」が高まり体の外に「音」となってあふれ出した時に、それが「音楽」となったようです。
誰かが声を上げ、誰かが物を打ちつけて音を出し、というように色んな音の出し方が重なり合って音楽を生み出し、それがいつしかみんなで楽しむツールとして定着していったのですね。
そんな「楽しむ音楽」が「エクササイズに繋がる音楽」となったのは、長い歴史を見たときにここ最近のことだと思います。
生活が豊かになり、美味しい食べ物が豊富な時代に、ついつい体が肥えてしまう。そんな体を整えるために必要となる「運動」。
音楽を使ったエクササイズとしてまず思いつくのは「ダンス」や「エアロビクス」などですよね。でも激しい動きをしたり、苦しい運動では続かない・・・。
そこで年齢を問わず無理なく楽しく体を整える方法として、音楽を使って歌を歌いながら体を整える「歌う、ボイスエクササイズ」が生み出されたのです。

☆「歌う、ボイスエクササイズ」の誕生

もともとは歌を教える「ボイストレーナー」だった、日本ボイスエクササイズ協会の代表トレーナー「ENIWA(えにわ)」が、
歌う事が健康に繋がるのではないか?と考え開発したのがこの「歌う、ボイスエクササイズ」です。
ダンスやエアロビクスなどのレッスンがたくさんある中で、激しい動きが出来ない高齢者などにも楽しんで健康になってもらえるレッスンはないだろうか、と生み出した新しい方法です。
科学的根拠を基に、専門家の方々のご意見も伺いながら、実際に歌うことが健康に結びつくということを立証したエクササイズとなっております。
しかも、ただCD音源などで音楽を流して歌うのではなく、ボイストレーナー時代に培ったピアノ技術を生かして、生で演奏をしながらレッスンを行うという非常にライブ感を楽しめるエクササイズです。
最近では若者だけでなく高齢者のカラオケブームも到来しており、青春時代に聴いていた音楽を中心に、歌を楽しむ方が増えているようです。
そんな方々のリクエストにお応えしながら、懐かしい曲、自分の好きな曲を歌う事で、楽しく尚且つ健康になってもらおうということで、現在は都内近郊のスポーツクラブなどを中心に、
1週間に約600人のお客様にご参加いただいている、今注目のエクササイズとなっております。

では、その「歌う、ボイスエクササイズ」のやり方や効果については、次のブログテーマ「歌」というところでご紹介していきたいと思います。