皆さん、こんにちは。代表のENIWAです。
前回から新シリーズとして、音楽が大好きで音楽の仕事に就きたい方々へ向けて、コロナ第2波やアフターコロナに備え、これから大きく変わっていくであろういろいろな音楽の仕事の在り方、仕事の得る方法シリーズがスタートいたしました。
前回のブログ
音楽の仕事には、どんな職種がある?
ということをテーマに、
それぞれがバラバラに行われているのではなく、
ミュージシャンがCDを出す場合やライブを行う場合、という例を挙げて、
いろいろな職種で音楽の仕事をしている人たちが、お互い関わり合い協力し合いながら、音楽業界を成り立たせていっている
ということがお分かりいただけたかと思います。
今回から、前回のブログで挙げたいろいろな音楽の仕事、職種について
仕事内容、仕事に就く方法、どれくらい稼げるか、現状・将来性
などについて、一つ一つ細かくご紹介していきたいと思います。
ミュージシャンとは
ミュージシャンとは、日本語で言うなら、音楽家と言えます。一般的にイメージがわきやすいのは、歌を歌ってCDを発売したり、ライブやコンサートを
行っている人たちですが、歌だけじゃなく、バンドのメンバーやオーケストラ楽団の楽器奏者、もっと広義的には、作曲、編曲をする人々もミュージシャンにあたります。
ミュージシャンとアーティストの違い
アーティストと聞くと、歌手やバンドマンをイメージしやすいですが、
本来アーティストとは、
芸術や美術など、ある分野においてその道に精通し、高い技術や才能を生かして仕事としている人、という意味を持ちます。
そのため音楽だけではなく、職人的な技術を持つ人全般を意味し、飲食や建築、装飾・金属加工などの分野にもアーティストにあたる方々がいます。
つまり「アーティスト」という大きな括りの中で、音楽の分野において活動をする人たちが「ミュージシャン」となります。
ミュージシャンになるには?
こうすればミュージシャンになれる、という定義的なものは、ハッキリとない分野で、
自分はミュージシャンだ、と自称すればミュージシャン。
音楽活動によって、一度でも収入を得ればミュージシャン。
音楽活動のみによって、生計を立てられていればミュージシャン。
といろいろ解釈ができます。
ミュージシャンとして仕事をし稼ぐには?
一般的なミュージシャンというイメージの、歌手やバンドマンとして、仕事を得て生計を立てていくには、
多くは、レコード会社からスカウトされたりレコード会社のオーディションを受けることになります。
レコード会社や音楽事務所に所属し、CDを発売したりライブを行ったりしていくことで、収入を得ることができます。
しかし最近では、そういったレコード会社や音楽事務所に所属せず、個人で活動を行い生計を立てていく人たちも増えてきました。
どちらにしても1000近い、あるいはそれ以上の規模でCDの売上枚数やライブでの集客がないと、生計を立てていくのは難しいと思われます。
月の収入として考えても、1000人前後だと一人での活動なのかグループなのかにもよりますが、10万円前後くらいもらえれば良い方です。
スタジオミュージシャンとは?
歌手や楽器を弾かずにパフォーマンスをするアイドルやダンスボーカルグループなどが、CDを出すときに、カラオケを作るための楽器をレコーディングしたり、
生演奏ライブにおいて、ミュージシャンのサポートをするのが、スタジオミュージシャンの仕事です。
スタジオミュージシャンになるには?
特別な資格などないため、楽器が演奏できれば誰でも目指すことができますが、
楽器を演奏する人たちは、世の中にたくさんいますので、当然高度な演奏能力が必要になります。
また人脈や経験も重要となります。
多くのスタジオミュージシャンはレコード会社や芸能プロダクションに所属して活動していますが、
こちらも個人で活動し、生計を立てている人たちはたくさんいます。
スタジオミュージシャンとして仕事をし稼ぐには?
高度な演奏技術を磨くために、音大や音楽の専門学校を目指したり、音楽教室で実力を養います。
もちろん独学で演奏技術を高めていく人たちもいます。
確かな演奏技術を持ったら、人脈を作ることです。
講師の先生から紹介してもらう
例えば、音楽指導をしてくれる講師の先生方は教える仕事以外に、自身でミュージシャンやスタジオミュージシャンとしての仕事もしていることが多いので、その仕事について行き見学や手伝いをしているうちに、お仕事を紹介してもらえる機会があったりします。
バンドを組む
バンド活動は、始めのうちはだいたいライブを行う際、対バンと言っていくつかのバンドが順番に出演するライブに参加する形となります。
当然、そこにはいろいろな出会いがありますので、チャンスと思ってどんどん人脈を広げていきましょう。
その人脈がどこでどう活きるか、可能性は無限にあります。
どうやって稼ぐ?
スタジオミュージシャンは、非常に需要と供給に差があり、仕事がほしい人たちとスタジオミュージシャンを必要としている側とのバランスが悪く、
スタジオミュージシャンのみで、生計を立てるのはかなり大変です。
超有名ミュージシャンの仕事をもらったとしても、年間通してずっと仕事があり続けることは少なく不定期であるため、年収にすると100万円に満たなかったり、
数十人〜100人前後のライブを行うミュージシャンサポートとして、月に20回ライブをやっても月収が10数万円であったり、と。
結果的にスタジオミュージシャンは、他に講師の仕事をしたり、副業を行って収入を補填していることが多いと思われます。
現状と将来性
現在、コロナ問題により音楽業界は大打撃を受けております。
特に、ライブに関しては全く行えていないのが現状です。
またCDに関しても、現在は曲をインターネットで配信し、ファンの人たちはダウンロードで音楽を購入するという形が普及しているため、なかなか売上枚数が伸び悩んでいます。
特殊な例として、AKB48やその姉妹グループ、アイドルたちが、CD購入特典として握手をしたり一緒に写真が撮れたり、という形でCDセールスを伸ばす商法で売上を伸ばしている事もありますが、
その特典目的のためだけに何十枚何百枚とCDをファンが購入し、特典をもらえたら後はCD本体は捨ててしまう、というのが起きてしまったりしていて、経済効果はあるのかも知れませんが、少し残念な気持ちにもなります。
いただいた、ご飯を残してしまうような?
CDを作るために、どれだけの仕事と関わる人たちが努力していたのかを考えると、、、
といったところです。
ただし、その特典も今やコロナ感染予防対策により、機能しなくなっています。
しかしこのコロナ問題収束後、アフターコロナとして、新しいミュージシャンとしての仕事の在り方がきっと作られて行くと思います。
それが前回のシリーズ、
音楽の仕事をオンラインで行うやり方、と稼ぐ方法。
これが鍵を握ることは間違いなく一理あると思っています。
是非ご興味ある方はPART.1からご覧になっていってみてください。
まとめ
今回は、ミュージシャンとスタジオミュージシャンについて、
どんな仕事内容なのか、その仕事に就く方法、どれくらい稼げるか?現状と将来性
などについてお話してきました。
次回は引き続き、また違う音楽の仕事として
DJ、作詩、作曲、編曲家、サウンドクリエイター
などについてご紹介していきたいと思います。
最後までお付き合いいただきありがとうございます。