皆さん、こんにちは。代表のENIWAです。

前回は、

歌が上手い歌手2020年最新ランキング 歌姫編

をテーマに

プロのボイストレーナーが考える本当に歌が上手い歌手は誰なのか

というランキングをするために、

歌が上手いとは?

ということについてご紹介いたしました。

前回のブログ

歌が上手い歌手2020年最新ランキング 歌姫編 PART.1

歌が上手い条件として、音感・リズム感・声量・発声・表現力の5つのカテゴリーに分けて、それぞれの評価の仕方について説明し、
それぞれのカテゴリーを頂点とした五角形の面積が広ければ広いほど、歌が上手い、

というふうに便宜上定義付けをして、ランキングしていく、

というような事がお分かりいただけたかと思います。

今回はいよいよ、その定義付けにそってプロのボイストレーナーENIWAが考える、

歌が上手い歌手ランキング1~5位の歌姫

を発表しながら、解説していきたいと思います。

歌が上手くなりたい方のための、ボーカルテクニックレッスンにつきましては、下記よりお問い合わせください。

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第5位 山口百恵

5位が一番迷いました。ランキングに入れるべき歌手がたくさんいる中で、山口百恵さんの他にあと3人までしぼりましたので、番外編として後ほどご紹介いたします。

 山口百恵さんの歌唱力解説

魅力的で説得力のある低音域から、安定した高音域の発声で、曲に合わせて地声やナチュラルなミックスボイス、裏声を使い分け、曲調によって時に優しく、時に力強く、情感豊かに歌い分けるその歌唱力は、トップと引けを取らないと思います。

第4位 越智志帆(Superflyのボーカル)

こちらは、迷わず決めさせていただきました。

日本の歌手の歌唱力が全体的に上がってきたのは、欧米のBLUES、JAZZ、SOUL、FUNK、などのジャンルや、そこから生まれてきた新しいジャンルR&B、それらを歌う世界的な歌手の様々な発声法・テクニックが、とても大きく影響していると思います。

越智志帆さんの歌唱力解説

地声の強さに加え、新しい発声法ベルティングボイスやミックスボイス、裏声を駆使し、更に様々な欧米のジャンルで使われるテクニックをしっかりと自分の物にしオリジナリティとして打ち出し、圧倒的な声量で、聞く人の心を打つ歌唱力は、日本のトップレベルと言えると思います。

第3位と第2位

つい最近テレビ番組で、プロの声楽家が選ぶ本当に歌が上手い女性歌手ベスト30、みたいなことをやっていたそうですが、その第3位がDREAMS COME TRUEの吉田美和さん、第2位がMISIAさん
でした。

わたしも第2位、第3位はこのお二人だと思っていましたが、結論はテレビと逆です。

というわけで、同時発表となりますが、

第3位、MISIA
第2位、吉田美和

にいたしました。

MISIAさんの歌唱力解説

言わずと知れた、日本が誇る歌姫ですね。使い分ける声色は、地声・ベルティングボイス・ミックスボイス・裏声・エッジボイスなど数多く、またわざと声を瞬時にひっくり返して鼻に抜けていくような発声も特徴的です。(よくビジュアル系アーティストが多用するテクニック的な発声法)
また、フェイクというメロディーの装飾やアレンジが多用され、その表現力の引き出しには底が知れません。では、なぜ3位としたのか、次に解説してみたいと思います。

吉田美和さんの歌唱力解説

吉田美和さんはMISIAさんと違い、あまりいろいろ発声を使い分けることをしません。地声一本で勝負!という印象です。そしてそれこそが究極の表現力とも言えます。歌は、まず伝えたい想いがあり、それが歌詞となってメロディーが付いたもの、とわたしは考えます。そう考えた時、いろいろな発声法を駆使するのもすごいですが、話している時と同じ地声で歌うことで、ストレートに伝えたい想いがスッと心に入ってきてくれます。

しかし、その裏には実は普通の人では気づかないようなさりげないフェイクやアレンジ、ナチュラルなビブラートなどが、ここぞ!というところで使われ、まるで映画のクライマックスに自然と引き込まれるような、そんな感動を覚えます。

そして最終的な判断として、わたしはプロのボイストレーナーになってからお二人のライブを見に行ったことがありますが、職業柄、研究心を持って見たり聞いたりしてしまうのですが、わたしの耳から聞いても、吉田美和さんは一度も音を外していませんでした。それに対しMISIAさんはたった数回ですが、音程のズレを確認しました。それも普通の人が聞いたらほとんどの人が気づかないレベルでのズレでしたが。。

というわけで、少し長くなってしまいましたが、わたしは吉田美和さんに軍配を上げました。あくまでも個人的なランキング付けと、ご了承くださいませ。

そしていよいよ、栄えある第1位は!?

第1位 美空ひばり

この結果に関してはもう何と言いますか、次元の違う世界にいらっしゃる方と言っても過言ではない、ぶっちぎりだとわたしは思っています。

美空ひばりさんの歌唱力解説

前回のブログに書きました、歌が上手い条件として挙げた、音感・リズム感・声量・発声・表現力、そのどれもがずば抜けているのは元より、何かこう言葉では表現できない、神々しいオーラがにじみ出ていますよね。

日本が世界に誇れる歌姫として、後にも先にも類を見ない歌唱力です。

これから先の未来、いつか美空ひばりさんを超える歌手が出てくるのでしょうか、、、

番外編 平原綾香、椎名林檎、岩崎宏美

第5位には、山口百恵さんを選ばせていただきましたが、上記3人の歌手も迷いました。というか、山口百恵さん含め4人のうちどなたがランキングに入っても、全く遜色ない歌唱力をお持ちの方々です。

それぞれの特徴や解説

平原綾香さん:幅広い声域と多彩なジャンルへの対応力

椎名林檎さん:曲調によって使い分ける様々な声色や表現力

岩崎宏美さん:歌詞の伝え方を重視した歌いまわしや深みのある発声の安定感

皆さん素晴らしい歌唱力があり、5位というランキング順位とは関係なく、歌の上手い歌手 歌姫編としてお名前を出したい、と強く思った人たちなので、番外編としてご紹介いたしました。

まとめ

今回は、歌が上手いとは?についてわたしが定義付けた条件にそって

プロのボイストレーナーENIWAが考える、

歌が上手い歌手ランキング1~5位&番外編の歌姫

を発表しながら、それぞれの歌手の素晴らしさを解説してきました。

次回は、

歌が上手い歌手2020年最新ランキング 男性編

をご紹介していきたいと思います。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。