皆さんこんにちは。代表のENIWAです。
前回は
DJ、作詩・作曲・編曲家、サウンドクリエイター
をテーマに、それぞれの職種はどういった内容の仕事をし、どうすればなれるか、いくらくらい稼げるか、
またこれらの仕事の現状や将来性などについてご紹介いたしました。
前回のブログ
特にDJについては
世界一稼ぐDJと言われる、カルヴァン・ハリスという人が、去年の年収が約50億円とも言われていて、
また人によっては、音楽の仕事で今一番稼げる職種と言う人もいるくらい
とても夢のある話だ、というような事もお話いたしました。
今回は、引き続き音楽の仕事いろいろな職種シリーズとして、
音楽プロデューサー、ディレクター、レコーディングエンジニア、ミキサー
についてご紹介していきたいと思います。
音楽プロデューサーとは
音楽プロデューサーは、楽曲を完成させるにあたって、すべてをまとめる制作責任者としての役割をするお仕事です。
バンドなどの生演奏系のミュージシャンに対して、アレンジやレコーディングでどのような音を作るのかを、最終的に決めてまとめていきます。
またアイドルやダンスボーカルグループなどに対して、CDを作るためやパフォーマンスをする際に流すために、曲を制作してカラオケを作る仕事も音楽プロデューサーのお仕事です。いずれもサウンド面での最高責任者と考えてください。
音楽プロデューサーになるには
音楽プロデューサーとして、思いつく有名な方だと、小室哲哉さん、つんく♂さん、秋元康さんなどがいらっしゃいますね。
音楽プロデューサーになるには、音楽業界において相当の知名度や実績が必要です。
例に挙げた方々も元々ミュージシャンであったり、作詞家であったり、その仕事において大きな実績を残した結果、音楽プロデューサーとして活躍するようになった形です。
もちろん初めから、音楽プロデューサーとして活動する方もいるかと思いますが、その場合、音楽の制作という面以外にも、プロデュースをする人材発掘のオーディションから、育成・契約や、企画・制作・宣伝など、売り出すための資金集めなど、たくさんの仕事をこなす必要があります。
音楽プロデューサーはどれくらい稼げる?
先程挙げた超有名プロデューサーであれば、最高年収としておおよそで推定すると、
小室哲哉さん、23億円
つんく♂さん、10億円
秋元康さん、50億円以上
とも言われています。
しかし当然、有名人だけでなく、無名の人や新人のプロデュースをする人も数多くいます。
ほとんどの音楽プロデューサーは、音楽系の専門学校や大学でいろいろな知識を学び、レコード会社や音楽事務所に入社し、アシスタントのような形で下積み期間を経て、少しずつキャリアを積んでいきます。
こうした一般的な音楽プロデューサーの平均月収は10数万円〜40万円前後、年収にすると200万円〜500万円ほどと思われ、会社員としてお仕事されているサラリーマンとさほど大きな差はありません。
ただ、プロデュースをしたミュージシャンやグループが売れに売れて超有名となれば、超有名プロデューサーレベルの年収も夢ではありません。
ディレクターとは
一般的な意味としては、監督的な立場のお仕事です。何かを制作するにあたり責任を持って、企画・立案・制作に関与し、業務全般を監督していきます。
音楽ディレクターとは
音楽商品を制作する場合において、制作監督を行うお仕事です。
音楽ディレクターは、音楽制作ができる必要はありません。音楽制作は、音楽プロデューサーがまとめていくのでそれに対し、音楽商品の音楽的な面ではなく、より事務的(または技術的、商品的)な面を監督していきます。
音楽ディレクターになるには
通常は、レコード会社に所属する社員が行ういますが、レコード会社以外にも、音楽事務所や音楽出版社に所属してディレクターを行う場合もあり、こちらも音楽プロデューサー同様、入社後
最初はアシスタントとして下積みを行っていくのが一般的です。
音楽ディレクターはどれくらい稼げる?
こちらは、担当したミュージシャンやグループの有名度にはあまり関係なく、会社の規模によって会社員の給与として収入になりますので、
大手有名レコード会社であれば年収にして1000万円近くになる場合もあれば、無名の中小企業などであれば、250〜500万円くらいの場合もあるかと思いますので、
会社求人情報などでチェックしてご参考にしてみてください。
レコーディングエンジニア・ミキサーとは
音楽プロデューサーを中心に、出来上がった楽曲をCDや音楽データとして形にするために、
レコーディング(録音)を行います。
そのレコーディングにあたり、必要な機材をセッティングしたり、レコーディング関連のたくさんの機械を操作するお仕事です。
レコーディングエンジニア・ミキサーになるには
ミュージシャンや音楽プロデューサーの理想とする音を作れるかどうかが求められるお仕事のため、レコーディングエンジニアには優れた耳と感性、機材や機械への知識、体力も必要です。
特殊な技術がいるため、多くは音響関係を扱う専門学校などで、知識・技術を学び、レコーディングスタジオを持つレコード会社やレコーディングスタジオの会社に就職する形となります。
最近では、レコード会社やスタジオに就職するほか、自分で機材や機械を買い揃え、自宅をレコーディングスタジオにしてしまい、フリーランスとして活動する人もたくさんいます。
レコーディングエンジニア・ミキサーはどれくらい稼げる?
レコーディングエンジニアの年収は、アルバイトなのか、会社の社員なのか、フリーランスなのかによってさまざまです。
アルバイトや社員の場合
アルバイトのレコーディングエンジニアの場合は時給1000円前後くらいか、自主的に残業を行うことを考えればもっと低いかも知れません。
しかし大手有名レコード会社に就職してとして社員としてレコーディングエンジニアのお仕事を、している場合、平均年収が約700万円になるとも言われます。
こういった形は、レコーディングエンジニア・ミキサーという仕事に関わらず、社会人としてどの規模の会社で、どれくらい仕事をしていくかによって、大きく変わって来ます。
フリーランスの場合
フリーランスであれば、自分で仕事を得て自分で仕事に対する報酬額を決めていく形になるため
平均年収はかなりバラつきがあります。
例えば、大物ミュージシャンのレコーディングに毎回起用され、日給が10万円を超えることもあれば、
仕事も報酬額も少なく、月収10万円前後という場合もあります。
特にフリーランスの場合は、実力によって大きく差が出やすく、年収に反映されるのもレコーディングエンジニアの特徴かもしれません。
現状と将来性
前回のブログと同様、コロナ問題、第2波の問題を考えると、音楽プロデューサー、ディレクター、レコーディングエンジニア・ミキサー、どの職種も厳しいことには変わりありませんが、
今後アフターコロナ時代に生き残れるようにするためには、
事業転換や副業といった、これがダメならあれ、という風に柔軟に対応していく力が必要であり、
そのためには、いろいろな知識のインプットやそれぞれの道で活躍してきたプロフェッショナルとの人脈を増やしていくことが、
将来的にきっとプラスになっていくことになると思います。
複合的な知識と経験が、誰もやったことがない・自分にしかできない新しい仕事を生み出してくれるかも知れません。
まとめ
今回は、
音楽プロデューサー、ディレクター、レコーディングエンジニア、ミキサー
をテーマに、どんな仕事内容なのか、その仕事に就く方法、どれくらい稼げるか?現状と将来性
などについてお話してきました。
次回は引き続き、また違う音楽の仕事として、
楽器製作者、リペアマン、テクニシャン、ローディー
などの職種についてご紹介していきたいと思います。
最後までお付き合いいただきありがとうございます。