皆さん、こんにちは。代表のENIWAです。
前回は、
心身ともに健康を保つ秘訣として、人の生理的、心理的、認知的なものに作用するために音楽療法という分野があるように、
歌が与える影響 身体の健康とストレスフリーな心の健康
についてご紹介いたしました。
前回のブログ
歌うことによる身体の健康への影響について、自律神経のコントロールが促され、また有酸素運動として適度な運動効果が期待され、免疫力が高まり、身体が健康である状態を保ってくれることや
心の健康への影響について、日常生活よりも多くの息を吐き出すことで副交感神経が働き、緊張緩和、ストレスフリーの状態を保ちやすく、精神的に安定した状態を作るのに効果的であること、
などのことがお分かりいただけたかと思います。
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今回は、
歌の表現力として欠かせない、ロングトーンやメロディーの語尾に使うと、情感豊かになり歌に抑揚をつけることが出来るビブラートについて、
ビブラートが出来ない理由は?ビブラートのためのボイトレ
についてご紹介していきたいと思います。
ビブラートが出来ない理由は?
ビブラートとは、メロディーがのびている部分で声を揺らしたりふるわせるようにして、声に表情をつけるボーカルテクニックです。
歌が上手い人の多くはこのテクニックを使っているため、ボイトレを受けている人やカラオケ好き、歌唱力アップ、歌うまを目指す人など、ビブラートを出来るようにしたいと思う人はたくさんいると思います。
そこで、ビブラートが上手くかけられない理由を挙げてみたいと思います。
発声面での理由
ビブラートをかける際、喉に力が入ってしまったりすると、適切なスピードで声が揺らせなかったり、揺らし方が均等にならなかったりしてしまいます。
特に高音域などでビブラートをかけようとした時に、上記のことが起きやすくなります。
また口の形によって、「あ」の口の形ならビブラートをかけられるが、「い」や「う」など口が小さくなる言葉ではかけられない、など口がしっかりと開けられていないために、息の流れが悪くなり、ビブラートが上手くいかない、
などの理由も考えられます。
正しく良い発声方法をしっかりと身につけることで、ビブラートを自由自在にコントロールできるようになる、と言える訳です。
速度面での理由
ビブラートは、高速で音程や横隔膜を揺らしたり、ボリュームの大小をつけることでかかりますが、その速さに喉や身体の使い方が慣れていないために、上手くかけられない、ということが考えられます。
こちらについてはこのあと、速度に慣れるためのボイトレをご紹介したいと思います。
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ビブラートのためのボイトレ
ビブラートをかけられるようになるためには、先ほどお伝えしたように、高速で揺らすための速度に慣れていく必要があります。
均等な揺れ幅に慣れる
まずはスマートフォンアプリなどで、簡易的なピアノアプリを用意し、「ド」の音を出してそれに合わせて「あー」と発声します。
そしてゆっくりとピアノで「ドシドシドシドシ」と半音で音程を動かし、それに合わせて「あぁあぁあぁあぁ」と発声しましょう。
これは「ド」の音程で伸ばした時にゆっくりとビブラートをかけた状態と思ってみてください。
速度に慣れる
次に、スマートフォンアプリで同様にメトロノームを用意し、テンポ75の速さでカウントを流しそれに合わせて先ほどの「ドシドシ〜」を16分音符(1カウントに対して4つずつ均等に)で「あぁあぁ〜」と発声し揺らします。
テンポ75くらいであれば誰でも出来ると思います。
そこから地道に、そして確実に少しずつテンポを上げていき、テンポ120くらいまで上げても、均等な揺れ幅と速度を保って「あぁあぁ〜」が出来るようになれば、それはもうすでにビブラートになっています。
これを基本に、先ほどの発声面での問題を解決していけば、誰でもビブラートが曲で使えるようになっていけるという訳です。
歌でビブラートが使えるのとそうでないのとでは、歌唱力や表現力に大きな差が出ると言えます。是非習得してみてください。
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まとめ
歌の表現力として欠かせない、ロングトーンやメロディーの語尾に使うと、情感豊かになり歌に抑揚をつけることが出来るビブラートについて、
ビブラートが出来ない理由は?ビブラートのためのボイトレ
についてご紹介いたしました。
最後までお付き合いいただきありがとうございます。
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